というわけで、
1時間半ちょっと走ったところで致命的なダメージを受けてしまった
インシデンツのスーパートライク号。
富士スピードウェイ・カートコースは、1周約500m。
3輪車世界選手権にふさわしい、素晴らしいサーキットである。
しかし、雨と風、照りつける太陽光線。
大人がまじめに走行する三輪車は、あちこちでマシントラブル発生!
ついに我がチーム・インシデンツも修理不能に陥ってしまった・・・。
というのが、前回のあらすじ。
んで
我々は、このまま引き下がるような軟弱者の集まりではないぞ!
ということで、町へおりてスペアマシンを買ってくることになった。
おばあさんは川へ洗濯へ
ヨコチンとJ-KINGは、町へ買出しへ行きました。
めでたし、めでたし、、
じゃないよ。
まずは、コンビニで聞き込み調査。
この辺で三輪車を売っているところはありませんか?
は、さ、三輪車?
はい、三輪車です、はい。
246を真っ直ぐ、20分くらい行くと、トイザらすがありますよ。
とのことだ。
たしかにトイザらすだったら、3輪車はたくさん売ってそうだ。
田舎の人の、車でちょっと行ったところ、
ほど、アバウトな尺度はない。
これは全国共通だろうな。
車でぐんぐん246を下っていくのだが、まったくトイザらすは見当たらない。
町をいくつも過ぎ、雨が降り、そしてまた晴れ間が出たりして、
まだかな、まだかなー、と走り続けること数十分。
やっとトイザらすを見つけた。
まっすぐに、三輪車売り場へ直行。
これはハンドルが近すぎる。
あれはサドルが小さすぎる。
とかなんとかいいながら、おじさんは、真剣に三輪車を選ぶのだった。
周りの目など一切気にせず、一心不乱にマシンを探す。
けどあまり大きいのは、なかったのね。

三輪車をレンタカーに積み込み、富士スピードウェイに引き返す。
カートコースのインシデンツのピットでは、待っているはずの留守番部隊が
完全に干上がっており、直射日光の下で横たわったまま、
日焼けで真っ赤になった肌で、ほぼ全滅状態。
誰一人として動く気配がない!
おい、おい、皆、どうした!
新しいマシンを調達してきたぜ!
なんとか奮起して動き出したインシデンツのメンバー。
ところがまたもやマシンはフロント部分が大破してしまい、
すぐにピットインしてきた。
修理もうまくなってきたが、パーツ自体が変形してしまっては
打つ手がない。
あとは、ごまかしながらの苦しい走行。
頼みの綱は、最年少Y君。
小さい体ながら、快調なリズムでペダルを漕いでくれる。
今回のインシデンツのヒーローだ。
いよいよゴールの時がやってきた。
すでに、フロントタイヤは、外れてしまい、持ち上げながらの
なんちゃって3輪車走行。
最後のストレートでは、どうしようもなく、頓挫していたが、
見るに見かねえた、他のチームの人たちが、Y君と三輪車を
ガバっと持ち上げつつ、ゴールラインまで運んでくれた。
感動のゴール、とはいかなかったけど、
くだらないことだけど、皆でがんばった気分で
やり遂げた度120%の爽やか富士の風。
軽く降っってきた雨で、サーキットの向こうには
綺麗な虹が見えていた。
皆のゴールは、あの虹のように綺麗で美しいシーンだった。
おしまい。
教訓:三輪車GPでは、必ず予備マシンを用意しろよ。
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