6年越しくらいかけて、ようやく観終わったのですが、
最初の映画、ゴースト・イン・ザ・シェルは
まだ観ていなかったのですよ、実は。
これこそが、攻殻機動隊だよ!
という人が一番多いんでしょうか。
アメリカ ビルボードのDVD売上NO.1になり、
その後多くのl映像作家に影響を与えた
というのは、有名な話。
では、私の初めての攻殻機動隊は、いつか?
ふと思い出してみると、深夜日本テレビで放送
されていたころの、攻殻機動隊
Stand Alone Complex 笑い男事件 でした。
それも、続けて観ていなくて、とびとびで
数回みただけだったので、笑い男事件の
全容がまったくわからずで??状態。
1話だけでも、それなりのストーリーには
出来ているので、SF刑事ドラマっぽい感じで、
十分楽しむことはできました。
草薙の顔が、ちょっと変?
荒巻の声が違う?
などテレビシリーズから、こちらへもどると
多少なりとも違和感が拭えません。
攻殻の世界は、しっかりと描かれていて
アニメ作品というより、SF映画、SF小説の
アニメ版という感じの作品です。
日本より先にアメリカで売れたというのも
うなづけるような気がします。
空飛ぶ乗り物や、ロボットが多く出てくる
よくあるSFではなく、メインテーマは
あくまで人間。
電脳化、義体化がすすみ、ネットで多くの
人が繋がっている中で、劇中でゴーストと
呼ばれている人間が本来から持っている
観念、理念、思想、宗教・・・。
体の大部分を機械化してしまった人間は、
いったい何を考え、思い、行動し、
そして何を感じるのでしょうか?
大怪我をしてもパーツを交換すれば、
元気な元の体にもどる。
おそらく、顔や声が変わっている、いや
変えている人もいるんでしょう。
少佐、なんか今日は調子が悪いんじゃないか?
生理なのよ・・・。
体のほとんどを義体化している草薙には、
当然、生理などない。
電脳化、義体化で、その個人は延命できたとしても
子孫を残すことはできない体。
相手をみて、話して、感じても、それは
単なる義体という殻にすぎない。
人間の存在は、そのゴーストが証明するもの。
体はなくとも意識は、生きている。
いっそネットの中で、生きていければ
いいのだろうか?
たとえ、人間同士の物理的な繋がりが、
薄れてきて、極希薄な社会となっても
公安9課は、戦い続ける。
なぜなら、ゴーストがそう叫んでいるから・・・。
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